[日本] 2023年4月1日から日本国籍の海外在住者の日本での免税条件が変更!!

[日本] 2023年4月1日から日本国籍の海外在住者の日本での免税条件が変更!!

公開日 2023年5月23日 最終更新日 2023年6月4日

今までが自由だったと言えばそうなのかもしれませんが、日本国籍を有していて海外赴任等で海外在住の場合、これまでは簡単に言うと海外在住年数に関係なくパスポートの日本入国スタンプを見せれば免税対象店で免税の手続きをしてくれたのですが、2023年4月1日からそれが少し厳しくなった上、追加の書類の準備が必要になりました。

2023年3月31日までの条件は下記です。

(1).外国にある事務所(日本法人の海外支店等、現地法人、駐在員事務所及び国際機関を含む)に勤務する目的で出国し外国に滞在する者
(2).2年以上外国に滞在する目的で出国し外国に滞在する者
(3).(1)及び(2)に掲げる者のほか、日本出国後、外国に2年以上滞在するに至った者
(4).(1)から(3)までに掲げる者で、事務連絡、休暇等のため一時帰国し、その滞在期間が6か月未満の者

そして、2023年4月1日以降の条件は下記です。

■日本国籍を有する非居住者
・国内以外の地域に引き続き二年以上住所又は居所を有することを在留証明又は戸籍の附票の写しにより確認がされた者※
※在留証明、戸籍の附票の写しは、免税購入対象者が最後に入国した日から起算して6月前の日以後に作成されたものにて確認する必要があります。

さらに詳しい情報は下記のHPを熟読してください。

https://www.mlit.go.jp/kankocho/tax-free/reiwa4kaisei.html

今までは見込みで2年以上の海外滞在予定があればよかったのですが、それが2年以上海外に住んでいることを証明できないといけなくなりました。海外在住2年未満の実績では免税が使えない、と自分は解釈しました。

また、さらにそれを証明するためにはパスポートだけではなく追加の書類が必要となるため、かなりめんどくさくなりました。

私は既に4年以上海外に住んでいるため、先日一時帰国した際にこの新しい免税手続きで免税を受けてきました。

厄介なのは証明書の取得です。

調べてみたら、在留証明は自分のいる公館に行かないと取得できないようで、自分のところだとサンフランシスコ大使館だと思いますが、4年も住んでるのに今まで一度も行ったことないのと、噂ではやはり色々時間がかかったり混んでいたりすると聞くので、日本で取得できる戸籍の附票の写しを使うことにしました。

この取得で実はミスがあったのですが、それは後程。

ちなみに「戸籍の附票の写し」の漢字の読みに少し自信がなかったのですが、特に「附票」のとこ。

これは素直に「ふひょう」と読めばよいようです。

戸籍の附票の写しはどこで取得できるかというと、本籍地の市区町村窓口で取得できるということです。郵送でも請求できるそうですが、一時帰国の期間ってそんな長くなかったりするので郵送だと遅すぎると感じ、自分は東京のとある区に本籍があるため直接そこに取りに行きました。

窓口の案内の人に取得の方法を聞くと丁寧に教えてくれて、所定の用紙に自分の情報を記載して提出するだけでした。

ここでミスったのが、窓口に書類を提出した際に本籍地を記載するか聞かれたのですが、特に必要ないと思い不要と回答したため、本籍地が記載されない戸籍の附票の写しを300円でゲットしました。

これで準備はバッチリ!と思い、とある免税店でこの戸籍の附票の写しを見せて免税を受けようとしたら、下記の紙を渡され、下の方の※印のところの「戸籍の附票の写しには、本籍の地番の記載が必要です。」というところを指摘され、なんと免税が受けれませんでした。。

まさかのミスです。。

他にも今後免税を使いたいと思っていたので、仕方なくまた同じ区役所に行き、今度はちゃんと本籍地の記載された戸籍の附票の写しをゲットしました。追加で300円。。

先程、免税が使えなかった店に再度訪れ、その新しい戸籍の附票の写しを使ってなんとか免税を受けることができました。

免税で購入後、最後にやることは、出国時の手荷物検査の後の、税関手続きのカウンターでパスポートをスキャンするだけです。

いつもここで疑問なのが、色々なサイトを見ると、この税関手続きのカウンターで免税で購入したものを見せる必要があるから購入品は預け荷物ではなく手荷物に入れて持っている必要がある。と書かれていたりします。

そんな情報があるので自分はいつも一応手荷物に入れておきますが、今回香水を買ったため、香水は手荷物だと液体の容量制限に引っかるかもしれないため預け荷物に入れたかったのです。

そこでJALのカウンターで荷物を預ける際に、香水の免税品はどうすればよいか確認したら、レシートがあれば預け荷物に入れておいても大丈夫と言われたため、レシートだけ手元に残し香水は預け荷物に入れました。

そして、手荷物検査を終え、税関カウンターでレシートとパスポートを出したところ、レシートは控えだから持っててください、と内容を確認することもなく、後はパスポートをカウンターに設置してある機械で読み取るだけで、免税品の確認なんて全くありませんでした。

まぁ、少し考えればわかることですが、免税で爆買いしている海外の方もたくさんいるのに、それらの購入品をいちいちレシートと照らしあわせていたら、税関カウンターが激込みで搭乗遅れにもなりかねません。

なのでもう免税品を目視で確認なんてことはやってないんだと思います。

税関のところで念のため、いま現品持ってなくてもいいですか?と聞いたら、預け荷物にはありますよね?と聞かれ、はい、と答えたら終了でした。

というわけで、今後は免税品は預け荷物にできる限り入れしまおうと思います。